[映画]2018年1月に見た映画
今月は映画館には一回しか行っていないので来月はもっと増やせたらな。と言いつつもそれは見たい作品があるか無いかによるので田舎のイオンシネマ次第。Netflixやアマゾンプライムでは色々と見たと思ったけど映画はそんなに見ていなかったらしい。でも本当にTSUTAYAに行かなくなったな。
ということで今月の映画は3本。
監督 脚本 ケネス・ブラナー
絵が綺麗だったなー。わさわざ65mmのフィルムを使って撮影したというほど。「キャロル」でも同じ様に色彩が印象的でやっぱりフィルムを使っていた。両作で思ったのは日の出や日の入のあの薄暗い感じ(いわゆるマジックアワー)の画ってフィルムとの相性が合うということだ。その雰囲気がまた物語を覆う切なさと相まって良い感じになっていた。今思い返せばあの昼とも夜ともいえない感じがこの物語の「白黒はっきりとつけられないこともあるんだよ」というテーマを象徴していう様にも見える。
推理物特有の会話劇だけど凝らされたカット、カメラワークによって視覚的にも充分楽しめた。
でもやっぱり芸達者な俳優たちが揃っていたのがこの映画の核心だ。
贅沢な映画体験だった。
マイヤーヴィッツの人々
監督 脚本 ノア・バームバック
ベン・スティラーとアダム・サンドラーが共演してるんだからこれは見るしかない。この二人が出てる映画は肩の力を抜いて見ることが切るから好きだ。しかもおまけにダスティン・ホフマンも出演してるんだから。
中年三兄弟が再開してドタバタする話。ばかばかしくて微笑ましい。ニューヨークにいる自惚れた若い芸術家の役が板についてるアダム・ドライバーもちょっと出てた。
父ありき
監督 小津安二郎 脚本 池田忠夫
以前本屋で小津安二郎DVDBOXを買った。東京物語とお茶漬けの味を見レレばよかったため他の作品には手をつけていなかった。今回はそれらを見てみようと思ったのだ。小津安二郎の映画は折に触れて見ると日々の生活の箸休めになる。
今回は父親と息子の二人家族の物語。なんて親孝行な息子なんだろう。長い間離れ離れだったとはいえ大人になってから父親と一緒に暮らしたいと思うなんて。この父親よく言えばマイペースだが悪く言えば自分勝手なのに。家族関係が希薄になったと言われて久しい現代だが、改めてそれを実感させれる。