TOMYAM JOURNAL

世界の片隅でしたためる個人備忘録

ビーツのスープ

材料 ビーツ(できれば生のビーツが良いが手に入れにくいので缶詰のものを使った) トマト 1個 しょうが 少々 しお 少々 作り方 鍋にオリーブオイルを入れ、微塵切りにしたトマト、生姜を炒める。 缶詰のビーツを加え、一煮立ちさせる。 ブレンダーでスープ…

今治風とり皮の照り焼き

作り方 照り焼きタレを醤油:みりん:砂糖 = 2:2:1の割合でこしらえる とり皮を下茹でする(注意!下茹でなしで焼くとキッチンが煙まみれになります。半日は臭いが取れません。) フライパンに軽く油を敷き、とり皮をヘラで押し付けるように炒める。 …

[書籍]「デモクラシーの宿命」、「ホモ・サピエンスの15万年」

「デモクラシーの宿命」 猪木武徳 著 民主国家と独裁国家とどちらの国で生きて行きたいかと言われればまあ民主主義の国だろう。それは個人の自由と権利が認められているからだ。ただそんな民主主義、デモクラシーも完璧ではない。本書はその欠陥の部分に焦点…

スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

アヴェンジャーズ・エンドゲーム直後、トニー・スターク(アイアンマン)がいなくなっても世界には次の脅威が襲いかかる。ピーター・パーカー(スパイダーマン)は修学旅行で好きな女の子と話がしたりごく普通のティーンエイジャーがするような生活を送りた…

[書籍]身体感覚で『論語』を読み直す

安田登 著 孔子によって書かれた人生指南書。論語。 孔子が生きた時代に存在していた文字と現在普及している漢字との乖離に注目している。例えば「惑」という漢字は孔子の時代には存在しなかった文字だ。よって現在この「惑」という漢字を使って伝えられてい…

そら豆とパルメザンチーズ

そら豆をサヤから取り出し、外皮に切れ目を入れて茹でる。電子レンジで2分程でも代替え可。 好みの硬さに茹でたら外皮を外す。 オリーブオイルをフライパンで熱しそら豆を入れ、サッと炒める。 そら豆の表面がカリッとしてきたらパルメザンチーズを振る。チ…

最近読んだ本と感想メモ 2019.5

「火花」 又吉直樹 現代のお笑い芸人の生き方をテーマにした小説。芸人というのは職業というようりも生き方であって、笑いとは何かをストイックに追求する姿はどこか退廃的だ。 火花 (文春文庫) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/02/1…

チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦

大野裕之 著 「笑いは狂気に対しての安全弁となるのです。」 同時代を生きた、喜劇王と独裁者。喜劇王チャップリンが50歳位を超えて製作した『独裁者』はヒトラー率いるナチスが支配する全体主義の世界に対する批判を描いた映画だ。本書は『独裁者』ができ…

コーヒーと日本人の文化誌: 世界最高のコーヒーが生まれる場所

文化人類学者、メリー・ホワイト氏による日本文化の解説書。 日本のコーヒーとカフェ文化の変遷を紹介していて、日本社会でのカフェとコーヒーの存在を俯瞰できる一冊。 まず、コーヒーという飲み物はカフェという空間と切っても切り離せないということが紹…

2019年2月に観た映画

『ボルグ/マッケンロー』 1970年代男子テニスのレジェンド、ビョン・ボルグとジョン・マッケンローの名勝負、1980年ウィンブルドン決勝戦を焦点にした伝記映画。世間は氷の皇帝ボルグと、炎の男マッケンローを対比させているがどちらも本人たちにしかわから…

映画『パターソン』を観て思ったこと。オフビートな人生というスタイル。

ジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」という映画があります。 パターソンという街に暮らすパターソンという名の青年の一週間を描いた物語です。いや、物語というようなものでは無いかもしれません。彼は市バスの運転手の仕事とし、奥さんと一匹の犬とと…

にんじんの煮物

所要時間:20分 畑で採れたてのにんじんをたくさんもらったので、シンプルに煮物にしました。寒い冬にはこのオレンジ色が食欲を誘います。今回の味付けは昆布の粉末だしを使い、濃くなりすぎないように気をつけました。土鍋を使って煮るとうまく煮れるような…

ゴッドファーザーのトマトソースパスタ

ゴッドファーザーはじめ、イタリアのマフィアの映画で、食卓に出てきそうなトマトソース。意外と作り方は簡単。実際に映画「ゴッドファーザー」でクレメンザという男が作り方をレクチャーしているシーンがあります。 材料 トマト缶 トマトペースト 赤ワイン …

すいません、ほぼ日の経営

聞き手 川島蓉子 語り手 糸井重里 糸井重里さんが経営する会社ほぼ日の経営についてのインタビュー。 まず本書の第一印象は、経営についてのビジネス書としてはなんかふんわりとしていて抽象的でキレがないなあというものだった。 世間で流行っている読者に…

[映画]はじまりへの旅

監督 マット・ロス 社会から離れ、森の中で暮らす一家。資本主義や宗教、社会のシステムを一切信用せず、自身の能力を鍛えることでサバイブしていくことこそ人間の本質と信じるヒッピーの父親ベンを演じるのはヴィゴ・モーテンセン。彼は妻と共に子供達をそ…

柿のコンポート・オン・ココナッツサブレ

小さく切った柿をレモン汁、水、砂糖で柔らかくなるまで煮詰める ココナッツサブレにホイップクリームと一緒にサンドする 柿のコンポート・オン・ココナッツサブレを作るに至った経緯 先日、ピエールエルメで修行したフランス人パティシエが経営するお店でス…

オーストリア風パンケーキ

アメリカンなパンケーキとクレープの中間のようなパンケーキ。それがオーストリア風なのだろう。(本物を食べたことがないので個人的な推測です。) このようにジャムだったりクリームなどを塗って包んでたべるようです。写真はリンゴを加熱したもの。 材料 …

ジャーナリズム講座に参加して来ました。 講師:小泉悠 氏

静岡県立大学が主催している、ジャーナリズム公開講座に参加して来ました。 小泉悠氏を講師に迎え、「復活したロシアの軍事力と日本」をテーマに聴講しました。 ロシアという国に対して持っているイメージは何と無く不気味な国という印象でした。そもそもよ…

たぬきご飯

調理時間 1分 白飯に揚げ玉とネギと醤油をかけて混ぜ合わせるだけ。 シンプルながら揚げ玉によって味に厚みがでるので食べ応えは申し分なし。これこそ手抜き飯の真髄ではないかと。 tomyam9.hatenablog.com

鶏肉と生姜のスープ

所要時間 10分 材料:鶏肉、生姜、しめじ、白菜、、スープの素、醤油、酢、ごま油 鶏肉を一口大の大きさに切って、酒をふりかけレンジで加熱し下処理をする 鍋に水を入れ、しめじ、白菜、生姜その他冷蔵庫に残っている野菜などを適度な大きさに切って入れる …

老舗銭湯にて個人経営について思ったこと〜湯船は僕らを思考させる〜

京都にあるサウナの梅湯という小さな銭湯がある。最近、20代の若者が後をつぎ経営をしているということで雑誌でも紹介されている。 この前、京都に寄った際にせっかくなのでよってみた。 建物は老朽化していているが、店内は明るく良い雰囲気だった。脱衣…

[書籍]JJ 横浜ダイアリーズ

ロバート・ハリス 著 ロバート・ハリスの初長編小説。ハリスさんの青春時代の体験をベースにしたJJと言う名の男の子が主人公のフィクション。ロバート・ハリスファンで彼の本を何冊か読んでいるなら聞き覚えのある話だ。 1964年の横浜という、今よりも猥雑で…

台北旅行 2018 その3

9月30日 4日目 延長1日目。とりあえず宿を替える。それまで宿泊していたホステルよりも安いところが近くにあるし、何よりあまり好きなホステルではなかった。 ここで台湾での料金支払いについて書いておく。 まず台湾は意外とクレジットカード文化が浸…

台北旅行 2018 その2

9月29日 3日目 午前、台北の現代芸術館へ。今回は映像作品の展示だった。映像作品は鑑賞時間を自分でコントロールできないからあまり好きではない。どれも結構な長さがあったので、全部見ようとしたらかなりの時間が必要だろう。 適当に流しみして時間を…

台北旅行 2018 その1

久しぶりの海外。ブログ名がなんか海外トラベルっぽいのに全くそういった記事がないことに気づく。どちらにしろ大した旅行記事をかく気がないので、備忘録として残しておくことを目的とする。 今回は友人を尋ねることを主な目的として3泊4日台北に滞在した…

2018年夏に観た映画

「ミッション・インポッシブル フォールアウト」 監督 クリストファー・マッカリー 前作「ローグネイション」のおうな王道エンターテイメントではなく、シリアスさや、アート性が増していた。監督が変わったからかと思ったが、なんと前作同様クリストファー…

[書籍]モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

内田洋子 著 内田洋子という名前は以前から知っていた。本屋で著作を見るたびそのタイトルからイタリア在住で、イタリアをテーマに書いているんだろうなと予想していた。 未だイタリアを訪れたことのない私には、いつか行ってみたい憧れの国だ。今回初めて著…

[書籍]青春を山に賭けて 

植村直己 著 冒険家植村直己の名前を聞いたことだけはあった。私自身クライミングをするようになってから、アウトドア方面のことにも多少目が向くようになっていた。 しかし、私は未だに凍傷で手足の指を失うことや、遭難して死んでしまうことも珍しくないア…

[書籍]マリア・シャラポワ自伝

ロシアの女子テニス選手、マリア・シャラポワの自伝。4大会全てを含むグランドスラムで5勝の記録を持つテニス界の人気選手。様々な広告のモデルにも起用されているのでテニスに興味がない人でも名前を聞けば顔が浮かぶだろう。 そんな超有名選手がまだキャ…

[書籍]TRANSIT ポルトガル

ユーラシア大陸の最西端、スペインの脇に隠れるように位置するこの国は、今日では経済的には目立たないが一度栄華を極めた後の成熟した文化を醸し出している。と、高倉健さんのエッセイで読んだことがある。また健さんはエッセイの中で、経済を最優先してそ…